こんにちは、マサラです。
私の住んでいる家は、築100年の古民家です。
西暦で言うと1912年あたり、大正時代に建てられた家です。
100年もの月日を経てよくぞ残っていてくれたとねぎらってあげたい感じです^^。
今どきの家に比べると不便なところもありますがそれゆえに愛おしい気がします。
今回はその古民家の愛しき部分をピックアップしてみました。
愛しき佇まい【大きな屋根】
なんと言っても古民家のこの大きな屋根が大好きなんです。
屋根の一番上に乗っている長い棟木(むなぎ)とその下の等間隔に施されている短い鰹木(かつおぎ)っていうんでしょうか、このカタチなんだか恐れ多いですが伊勢神宮の屋根の形状にすこーしだけ似ていたりして有り難い感じがします。。。
ちなみに鰹木って従来は茅葺屋根を押さえるための重りの役目をしていたんだそうです。
今はただの飾りですがちゃんと意味があるものなんですね。
わたしの住む地域はこの屋根のカタチの家が比較的多く残っていて、このあたりでは珍しくもない屋根です。
さすがに茅葺きのままで残っている家はなかなかなくほとんどの家が何かで覆っています。
覆い方はさまざまでうちのように板金で覆われた屋根、瓦葺きやトタン葺きなどいろいろあって楽しいです。
町中でこのカタチの屋根のいろんな古民家の様子を見つけてることも私の楽しみのひとつです。
白川郷の合掌造りは屋根内部が養蚕をするためなのか2層、3層となっていて3階建てくらいの高いものが多いですが、このあたりのものは1層の低い建物が多いですね。
屋根の勾配はだいたい45度から60度くらいのようです。屋根の急勾配は雪おろしの軽減や雨の水はけ対策のようですね。
↓ちなみに屋根の内部にはまだちゃんと茅葺きが残っています。柱が縄で縛られているのところもすごい、、、
マサラ
愛しき佇まい【土間&木製窓】
玄関を入ると広々した土間になっています。
この土間、光沢がでていい味になっています。
真冬以外はすごく気持ちいい風が入ってかかて癒されます。
ただしこの土間、、真冬はキンキンに冷えるんです^^;。
ここから眺めるお気に入りの昔ながらの建具、そして玄関引戸を開けるとここから見える山の風景はなんとも癒やされます。
ほとんどの窓は随分前にアルミサッシに取り替えられていましたが、一部だけ雰囲気のある木製窓が残っています。
この木製窓は、きっちりしめても枠との間は隙間だらけです。しかも薄いガラスがハマっているだけなので冬は外の冷気がそのまま室内に伝わってきます。。。
そんなマイナスポイントを差し引いても雰囲気のある木製窓は残しておきたいと思っています。
まとめ
歴史を感じる築100年の愛しき古民家。
今どきの家に比べると不便なところもたくさんありますが手間がかかる分愛しい気がします。
心地よく暮らすためにいろいろ工夫するのもまた古民家ぐらしの楽しいところかもしれません。